【USCPA】挫折した原因は準備不足！？｜予備校入学前に準備するべきことを完全解説！
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USCPA Walker
【TOEIC800が目安は本当？】USCPAに必要な英語力と勉強方法を徹底解説！
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- USCPAに挑戦したいけど、どれくらい英語力が必要なの？
- USCPAを勉強しながらTOEIC対策することはできるの？
- USCPAに挑戦するために英語力を身に着けたい！おすすめの勉強法は？
ビジネスで必須の英語力と会計知識を両方鍛えられる資格であるUSCPAは、近年人気を集めています。
一方で、興味はあるけど、自分の英語力に自信がなく一歩踏み出せない人は多いです。
この記事では、「USCPAに必要な英語力や英語力を伸ばすための勉強法、そもそもなぜ英語力が必要なのか」について解説します。
USCPAに必要な英語力を知りたい人、英語力を身に着けたい人はぜひ最後まで読んでください。
なお、結論は以下のとおりです。
- TOEIC500点でも合格する人はいる
- TOEICは必須ではないものの、苦手のままだと挫折する可能性が高い
- 必要なのはリーディング力だけ
- 合格率や取得後のキャリアを考えると800点を目指すべき
- 英語ができなくても、USCPAの勉強と同時並行でOK
- 同時並行なら、英語はスタディサプリEnglishがおすすめ
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Contents
USCPAとはアメリカが認定する公認会計士
USCPA（U.S. Certified Public Accountant；米国公認会計士）とは、アメリカにおける公認会計士の資格です。
日本でも取得することができ、国内でキャリアアップしたい方や、海外で働きたい方に人気を集めています。
英語力と会計知識はどの業界・職種でも重視されるため、どちらも身につくUSCPAはもってこいです。
USCPAの科目と出題形式
USCPAの試験科目と出題形式について紹介します。
USCPAの４つの試験科目
USCPAは、次の４科目すべてに合格する必要があります。
- FAR（財務会計）
- AUD（監査および諸手続き）
- REG（諸法規）
- BEC（企業経営環境・経営概念）
なお、2024年１月以降は試験科目が変更され、BECがなくなり、代わりに次の選択科目のうちいずれかを１つ自由に選択できます。
- BAR（ビジネス分析と報告（公会計を含む）
- ISC(情報システムとコントロール）
- TCP(税務コンプライアンスとプランニング）
出題形式は選択形式や穴埋め形式
科目ごとに割合に違いはありますが、以下の出題形式があり、すべて英語で出題されます。なお、2024年１月以降は記述式（WC）が出題されなくなります。
出題形式
- Multiple Choice（MC）：4択問題
- Task-Based Simulation（TBS）： 総合問題
- Written Communication（WC）：記述問題
FAR：Financial Accounting and Reporting（財務会計）
FARの試験内容は、企業会計が８割程度、政府・非営利組織会計が２割程度です。
科目の中で最もボリュームの多い科目であり、全ての科目の基礎になるため最初に勉強することが多いです。
サンプル問題
Lind Co’s salaries expense of $ 10,000 is paid every other Friday for the 10 workdays then ending. Lind’s employees do not work on Saturdays and Sundays. The last payroll was paid on June 18. On Wednesday, June 30, the month-end balance in the salaries expense account before accruals was $ 14,000. What amount should Lind report as salaries expense in its income statement for the month ended June 30
- $24,000
- $22,000
- $20,000
- $18,000
引用：米国公認会計士協会（AICPA）「Practice with accessible CPA Exam Sample Tests」
日商簿記２級程度の知識があるととっつきやすい科目です。
AUD：Auditing and Attestation（監査・証明）
AUDの試験内容は監査が８割程度、職業倫理が２割程度です。抽象的な言い回しがため監査や会計処理の経験がないと理解しづらく、深い理解が必要な科目です。
サンプル問題
A CPA has been requested by a former audit client to reissue the auditor’s report for the prior period. Before reissuing the report, the CPA should
- Obtain a letter of representation from the former client’s management.
- Make inquiries of the former client’s attorney regarding pending litigation.
- Review the former client’s records to verify its compliance with debt and loan agreements.
- Consider whether there is substantial doubt about the former client’s ability to continue as a going concern.
引用：米国公認会計士協会（AICPA）「Practice with accessible CPA Exam Sample Tests」
REG：Regulation（諸法規）
REGの試験内容は連邦税法が７割程度、ビジネス法と職業倫理が３割程度です。試験科目が広く、FARとAUDの両方の知識が必要です。
サンプル問題
On May 1 of the prior year, Baker purchased equipment with a five-year useful life for a cost of $10,000. Baker adopted the MACRS depreciation system and did not utilize any special depreciation deductions. On March 1 of the current year, Baker sold the equipment. The MARS depreciation schedule for five-vear property is listed below:
First year – 20.00%
Second year – 32 00%
Third year – 19.20%
What amount of depreciation can Baker deduct in the current year?
- $533
- $1.600
- $2,000
- S3,200
引用：米国公認会計士協会（AICPA）「Practice with accessible CPA Exam Sample Tests」
BEC：Bussiness Environment and Concepts（ビジネス）
BECの試験内容は以下のとおりです。ボリュームが多く、暗記事項が多いのが特徴です。
- コーポレートガバナンス：25％
- 経済学：20％
- ファイナンス：15％
- 情報技術（IT)：20％
- オペレーションマネジメント：20％
サンプル問題
A company headquartered in the United States has operations in 27 countries. The company purchased a subsidiary to expand operations into another country last year. According to COSO, which of the following provides the strongest mechanism for monitoring control in this new foreign venture？
Select an option
- An internal audit is being performed.
- Ethics and fraud training is being conducted.
- An accounting and control manual is being distributed.
- Management has oversight over litigation and foreign regulation.
引用：米国公認会計士協会（AICPA）「Practice with accessible CPA Exam Sample Tests」
好きな順番で受けられますが、合格したとしても１年半で失効してしまうので、最初の科目に受かってから１年半以内のほかの３科目も合格しないといけません。
試験について詳しく知りたい人はこちらの記事もご覧ください。
【2024年｜新形式対応】USCPAの試験概要を徹底解説！受験科目や出題内容も！
必要な英語力はリーディング力だけ
USCPAに必要な英語力はリーディング力です。選択形式や穴埋め形式で出題されますが、ライティングやリスニングの問題は出題されません。
基本的な英文読解能力があればOK
リーディング力は、基本的な読解能力があれば十分です。
レベルでいえば、「高校（大学受験）レベルの基本的な英文を読めること」くらいの読解力です。
USCPAは、英語が苦手な人でも、今から勉強すれば十分合格が可能な試験です。
専門用語の暗記が課題
USCPAでは難易度の高い英文は出題されませんが、固有名詞や専門用語が多く難しく感じます。試験対策ではこの単語の暗記が課題になりますが、勉強していると同じ単語が何度もでてくるので自然と覚えることができます。
ほとんどのUSCPA受験生は専門用語の英単語の知識ゼロで勉強を始めますが、しっかり合格しています。
TOEICは何点必要？USCPAと並行で勉強できる？
USCPAは、基本的な英文読解能力があればチャレンジできます。
ここでは、
- 「基本的な英文読解能力」ってどれくらい？
- 英語が苦手だけど、今から勉強すれば大丈夫？
という疑問に答えてきます。
リーディング力があればTOEICスコアは低くてもOK
USCPAではリーディング力が必要です。なので、文法力、リスニング力も問われるTOEICのスコアが低くても、合格する人はいます。
私の周りでは、受験前のTOEICスコアが500点で合格した猛者（もさ）もいました。
ただし、この人のスコアはリーディング400点、リスニング100点と、十分なリーディング力がありました。（とっても稀な例です）
TOEIC800点が目安と言われる理由
USCPAではリーディング力が重要です。文法力やリスニング力が問われるTOEICのスコアは、必ずしも重要ではありません。
それでも、「USCPAを受けるならTOEICスコア○○はほしいよね」と言われることは多いです。
これは次の２つが理由になっています。
TOEICスコアが目安にされる理由
- リーディング力だけを鍛えるのは難しいから
- TOEICのReadingスコアが低いと挫折する原因になるから
リーディング力だけを鍛えるのは難しいから
英語のリーディング力は、単語力、文法力等の総合力です。これはTOEICも例外ではありません。
リーディング力を鍛えるには、単語力、文法力も鍛える必要があります。
また、リーディング力を鍛えると、リスニング力もある程度向上します。
読めない英語は、聞くことができないからです。逆に言えば、読めるようになれば、多少なりとも聞こえるようになります。
ですので、リーディング力がある人は、自然と全体のTOEICスコアも高い傾向にあります。
リーディングはできるのに文法問題を落としている人は、多義語問題などのリーディング力と関係の薄い分野の勉強が足りないことが多いです。
TOEICのReadingスコアが低いと挫折する原因になるから
USCPA受験を挫折してしまう人は一定数います。その原因で多いのは、「英語力が足りないこと」です。
USCPAの試験時間は各科目４時間あり、この間ずっと英語を読み続る必要があります。
一文一文は簡単なものばかりですが、長時間向き合うとなると、かなり英語に慣れていないといけません。
- 講義は理解できても、問題が解けない。
- 練習問題が解けても、試験では英文を読むのに疲れて最後まで集中できない。
そういった受験生が、USCPA受験に挫折し、道半ばで諦めてしまいます。
TOEICを勉強するべき３つの理由
USCPA合格にTOEICスコアは必須ではありません。
それでも、USCPAを受験するならTOIECも勉強するべきです。
理由は次の３つです。
- 英語力不足が挫折する原因になるから
- USCPA取得後のキャリアが広がるから
- USCPAと同時並行で勉強できるから
英語力不足が挫折する原因になるから
USCPAは全科目英語で出題されます。日本語の講義で内容は理解できても、英語で出題される問題が解けないという人は一定数います。
USCPA受験で挫折する原因になり得ることは、できるだけ排除するべきです。
USCPA受験を通して英語力が身につく人は多いのですが、少しでもTOEICスコアをあげておくことをおすすめします。
USCPA取得後のキャリアが広がるから
USCPA取得をきっかけに、キャリアアップしたい人が大半だと思います。
TOEICを勉強しておくと、将来、海外に拠点を置く会社で働く会社で働くとき、海外の会社と取引のある会社で働くときにも役に立ちます。800点程度が目安です。
（800点あれば、転職時にTOEICスコアが原因で落ちることはほぼありません。）
英語を使用する部署の中途採用でTOEICスコアを要件、または参考にしている会社は50％以上を占めています。 （参考：IIBC「英語活用実態調査2019」）
TOEICは、あなたの英語力を数字で示してくれる数少ない指標です！
英語を使って仕事をしたい人はもちろんですが、そうでない人もTOEICは勉強しておいたほうがキャリアが広がります。
英語を使う会社で働くときに役立つのはもちろん、TOEICスコアを昇格条件にしている会社もあるため、TOEICスコアは高いほうがキャリアが広がります。
USCPAと同時並行で勉強できるから
「USCPAのためにたくさん勉強しないといけないから、TOEICなんてやっている場合じゃないよ！」と考える方もいるかと思います。
しかし、TOEICはUSCPAと同時並行で勉強できます。
基本的にUSCPAの勉強はまとまった時間が必要なため、スキマ時間はTOEICに充てることができます。見逃しがちな英語力不足を解消できるためUSCPAの勉強にもなり、一石二鳥です。
英語のおすすめ勉強方法：同時に勉強するべし
ここでは、TOIEC800点未満の人に向けて、TOEICのおすすめ勉強方法について紹介します。
基本戦略は次のとおり、USCPA受験と並行して勉強することをおすすめします。
- 単位取得期間に勉強するべし
- まとまった時間はUSCPA、スキマ時間はTOEICに充てるべし
予備校に入学してもすぐには勉強開始できない！
「USCPAを取得するぞ！」と思い立っても、すぐに勉強を始めることはできません。
USCPA受験の前に、受験要件を満たすため、単位を取得する必要があります。
- USPCAの情報を集める
- 予備校に入学する
- 受験要件を満たす（単位を取得する）
- USCPA試験の勉強をする
- USCPAに合格する
大学卒業の有無や卒業学部等によって異なりますが、①～③までにだいたい２～３カ月程度かかります。
この期間は、USCPAテキストではなく、単位取得のための勉強をする必要がありますので、英語の勉強に時間を充てることができます。
USCPA受験にはビジネス・会計単位が必要ですが、予備校であれば必要な単位をまとめて取得できます。USCPAと試験範囲が被っているので無駄なく勉強できます。
スキマ時間でTOEICの勉強を
基本戦略は、まとまった時間はUSCPA、スキマ時間はTOEICの勉強に充てることです。USCPA（単位取得を含む）は講義動画が短く区切られていることもあります。それでも、電車での移動中などはテキストも開けませんし、効率的ではありません。
一方、TOEICの勉強であれば、単語を覚えたり、文法問題を解いたりできますし、２～３駅移動するのであれば読解問題も解くことができます。
なので、スキマ時間はTOEICに充ててください。
スキマ時間の活用ならスタディサプリがおすすめ
スキマ時間を活用した英語学習は、スタディサプリEnglishがおすすめです。
スタディサプリEnglishは、リクルートが提供する英語学習サービスです。
理由は次の３つです。
- 価格が安い
- 有名講師による講義が充実
- スマホ１台でスキマ時間に勉強可能
価格が安い
スタディサプリは月額3,000円程度で、
- 単語帳
- 文法問題集
- 長文問題集
- リスニング問題集
TOEIC学習に必要なものがすべて揃います。大学受験と違いTOEICは大学生や社会人を対象としているため、一冊数千円することもあります。
スコアが上がるごとに必要な参考書をすべて購入することを考えると、月額3,000円ですべて揃えられるほうが安く済みます。
有名講師（関正生）による解説講義が充実
「丸暗記不要の英語」で定評がある関正生（せきまさお）先生による講義が充実しています。
問題解説はもちろん、英文法の基礎講義や解き方のコツ、勉強方法の講義も受講できます。
受講費用は月額3,000円に含まれています。
スマホ１台で隙間時間に勉強可能
USCPA受験生の基本戦略は「スキマ時間にTOEICの勉強」なので、通勤時間やちょっとした空き時間など、テキストを使わずにスマホ１台で勉強できるかどうかは重要です。
スタディサプリは、「スキマ時間に英語学習」がコンセプトのサービスです。
１講義あたりの時間が３分程度と、USCPA受験生にはもっていこいです。
シャドーイング機能やディクテーション機能、スマホならではの出題最適化機能も便利です。
英語力に自身がない人向け：おすすめ予備校
最後に、英語力に自信がない人向けにおすすめの予備校を紹介します。
英語力に自信がない人は、「アビタス」か「TAC」のいずれかになるかと思います。
テキストが日本語で解説されているかどうか
USCPA受験のために予備校に入学するときに、選択肢となる大手予備校は次の５校です。
このなかで、テキストがすべて日本語で書かれているのは「アビタス」と「TAC」のみです。（問題集は本番と同様英語で書かれています）
ほかの３校は英語ベースのテキストに日本語の補助レジュメがついているなどです。
短期合格狙いならアビタス
個人的には、ほとんどの人にアビタスをおすすめします。理由は以下のとおりです。
- 合格実績が圧倒的No.1（日本人合格者の３人に２人はアビタス卒業生）
- 勉強時間が少なくてOK（問題数はTACの半分。でも合格者は多数）
- スキマ時間で学習可能（スモールユニット方式で１ユニット20分）
受験要件をすでに満たしており（単位が足りており）、かつ少しでも価格をおさえたいという方はTACのほうが数万円安いですが、時間単価を考えるとアビタスがおすすめです。
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【アビタス一択は本当？】USCPAの大手予備校５校を徹底比較！おすすめの予備校はどこ？
将来を見据えてTOEICの勉強を！
USCPAを目指す人は
- TOEICの点数とUSCPAは関係ない
- USCPAを勉強すればTOEICの点数も上がるだろう
と考えて
しかし、転職するにしろ、社内でキャリアアップを目指すにしろ、
TOEICの点数が高かったほうが有利なのは間違いありません。
TOEICの勉強はUSCPA試験にもキャリアアップにも役に立つので、ぜひスキマ時間を活用して英語力を伸ばしてください。
ABOUT ME
USCPAの受験情報や挫折せずに合格を目指すコツに関する情報を発信しています。
なにをやっても続かなかった私が、USCPA受験はなんとかやり遂げることができました。
なにかを継続するのは苦手だけど、USCPAはやり遂げたい！
という思いの人もいると思います。
私も同じ思いでした。
自身の体験談も交えながら発信しますので、 少しでも役に立てば嬉しいです。
なにをやっても続かなかった私が、USCPA受験はなんとかやり遂げることができました。
なにかを継続するのは苦手だけど、USCPAはやり遂げたい！
という思いの人もいると思います。
私も同じ思いでした。
自身の体験談も交えながら発信しますので、 少しでも役に立てば嬉しいです。
