【アビタス一択は本当?】USCPAの大手予備校5校を徹底比較!おすすめの予備校はどこ?

- 各予備校はどのような違いがあるの?
- 予備校の選び方がわからない!
- おすすめの予備校を教えてほしい
USCPAを受験するためには予備校に入学することは必須です。しかし、どの予備校がいいのか悩む人は多いです。
この記事では、各予備校の違いや予備校の選び方、おすすめの予備校について、USCPAの大手予備校5校を比較しながら紹介します。
そのうち、プロアクティブは、2024年2月現在募集していないので、4校を中心に比較します。
*1 問い合わせたところ、2024年2月時点では新規受付停止かつ再開見込みもないとのこと。
この記事を読めば、予備校選びで注意したいことが分かり、自分の状況に応じて予備校を選ぶことができるようになります。
予備校選びで迷っている人は、ぜひ最後まで読んでください。
USCPA(米国公認会計士)とは
USCPAとは、アメリカの各州が認定する公認会計士試験です。
日本でも取得することができ、国内でキャリアアップしたい方や、海外で働きたい方に人気を集めています。
独学がほぼ不可能な理由
USCPAは予備校代だけで数十万円かかります。
予備校に行かずに独学で取得できないか、と考える人は多いです。
しかし、USCPA受験では、予備校への入学は必須です。
独学が難しい理由は次の3つです。
- 市販のテキストが存在しないから
- 内容が難しく理解できないから
- 受験までの手続きが複雑だから
費用はかかりますが、USCPAを取得するという決意と時間を無駄にしないためにも、予備校には入学したほうがいいです。
市販のテキストが存在しないから
USCPAはアメリカの公認会計士試験であるため、日本では市販のテキストがありません。他の資格試験では書店にたくさんテキストがあり、自分にあった参考書を選ぶことができますが、USCPAでは予備校に入学しないと、勉強をはじめることすらできません。
内容が難しく理解できないから
USCPAは
- ただでさえ難しい公認会計士試験の問題が
- 英語で出題される
という試験です。分からないところでつまづいたり、何時間も調べて時間を無駄にすることもあります。
「ほかの試験は独学で受かったから、、、」という人でも、プロの講義と万全のサポート体制を受けて受験するべきです。
受験までの手続きが複雑だから
USCPAは日本でも受験可能ですが、アメリカの資格である以上、アメリカのどこかの州に出願しないといけません。
- 受験資格を満たしているかを判断する
- どこの州に出願するか選ぶ
- 出願手続きをする
- ライセンスを登録する
予備校に入学しないと、英語で書かれた案内をみて自分で行う必要があります。

予備校では、受験資格の確認からライセンス手続きの方法まで丁寧に解説してくれます。
英語力にかなりの自身がある人は絶対に無理とは言いませんが、そんなことをしている間があればUSCPAの勉強をした方がはるかに合格に近づきます。
USCPAは予備校入学から合格まで費用はかかりますが、長い目で見れば十分回収できる初期投資です。

費用はかかりますが、USCPAに合格した後年収が100万円上がれば1年で回収することができます。
予備校選びの3つのポイント
USCPAの予備校を選ぶ3つのポイントを紹介します。
- 総額費用の安さ
- 教材が分かりやすさ
- サポート体制
総額費用の安さ
予備校でかかる費用は、入学金だけではありません。
- 入学金
- テキスト代
- 単位取得費用
一見安く思えても、受験資格を得るための単位取得費用が高額で、結局総額が他の予備校よりも高くなってしまうこともよくあります。

USCPAを受験するには、最低でも会計15単位が必要です。
受験要件は、出願州によって異なります。
教材の分かりやすさ
せっかく予備校に入学しても、教材が分かりにくいのでは意味がありません。
また、予備校によっては日本語の教材を取り扱っていなかったり、問題数に差があったりします。
サポート体制
学習サポートはもちろんですが、自習室が利用できるかどうか、USCPA取得後に転職をサポートしてくれるかなどの違いがあります。
USCPAを活かすために、特に転職サポートがあるかどうかは重要です。
USCPAの大手予備校5校を比較
USCPAの大手予備校5校は次のとおりです。
2023年11月現在も受講可能な3校を中心に比較します。
各予備校を比較した概要は以下のとおりです。
CPA会計学院 | アビタス | TAC | 大原 | |
---|---|---|---|---|
総合評価 | ◎ | ◎ | △ | × |
総額費用 | ◎ | △ | △ | △ |
教材 | ○ | ◎ | 〇 | △ |
サポート体制 | ◎ | 〇 | △ | × |
実績 | △ | ◎ | △ | △ |


総額費用の比較
各予備校の受験にかかる総額を比較します。
ここでは、プロアクティブを含めた大手5校を比較します。
※受験資格を得るには、最低でも会計単位:15単位(アラスカ州)が必要です。
CPA会計学院 | アビタス | TAC | 大原 | プロアクティブ | |
---|---|---|---|---|---|
取得単位:0 | 396,000円 | 627,300円 | 526,000円 | 641,600円 | 396,000円 |
取得単位:15 | 396,000円 | 627,300円 | 641,000円 | 641,600円 | 588,500円 |
内訳は次のとおりです。(上記の価格は、追加の単位取得費用を含みません。)
CPA会計学院 | アビタス | TAC | 大原 | プロアクティブ | |
---|---|---|---|---|---|
入学金 | ー | 11,000円 | 11,000円 | 6,600円 | 11,000円 |
テキスト代 ・受講料 | 396,000円 | 616,300円 | 515,000円*3 | 635,000円 | 385,000円 |
単位取得費用 | ー | 24,200円 /単位*2 | 28,000円 /3科目*4 | ー | 38,500円 /3単位*5 |
教育訓練給付金 | △*1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
*1 ”リスキリングを通じたキャリアアップ支援制度”(最大70%補助)は利用可能
*2 6科目(15単位)まで受講料に含まれる。
*3 +10,000円でPlusコースに変更可能
*4 Plusコースは21,000円/3単位
*5 275$/3単位ですが、140円/$で試算
教材の分かりやすさ
予備校を決めるうえで、価格の次に重要視している人が多い項目です。
せっかく予備校に入学しても、教材が分かりづらい、使いづらいのであれば意味がないですよね。
各予備校の評価は次のとおりです。
CPA会計学院 | アビタス | TAC | 大原 | |
---|---|---|---|---|
総合評価 | ○ | 〇 | △ | × |
日本語対応 | ○ | 〇 | △ | × |
問題数 (最短合格) | ○ | 〇 | △ | △ |
どんな人に 向いている? | コスパ重視! | 最短合格したい! | じっくり学習したい! | 英語力に自信あり! |
CPA会計学院の特徴(教材)
- テキストと講義はすべて日本語で解説されている
- 問題集は日本語+和訳+解説が1冊に!
- 問題数は3,000問程度
- 口コミは少ない(JCPAの実績は豊富)
- 費用を抑えたい人向け
アビタスの特徴(教材)
- テキストと講義はすべて日本語で解説されている
- 問題集は英語と日本語訳の2冊に分かれている
- 問題数は約3,000問で短期合格に最適
- 1ユニット20分程度で学習でき、スキマ時間を有効活用可能
- 短期合格を目指して効率よく勉強したい人向け
TACの特徴(教材)
- テキストは日本語と英語あり
- 問題集は英語のみ
- 問題数は約7,000問あり、じっくり学習したい人向け
大原の特徴(教材)
- テキストは英語のみ(日本語のレジュメ付属)
- 問題集は英語のみ
- 問題数は6,000問以上
- 英語力に自信があり、USCPA受験を通してより英語力を伸ばしたい人向け
サポート体制
サポート体制を比較します。合格までのサポートはもちろんですが、USCPAをフルに活かしたいのであれば転職支援があるかどうかも重要です。
また、せっかく合格してもライセンスが取得できない!ということがないように、周りにUSCPA保持者がいない場合はライセンス取得サポートのある予備校を選びましょう。

USCPAのライセンス登録には、実務経験証明の手続きとして、USCPA保持者のサインが必要です。予備校によっては、入学者に限り、このサインサポートをしてくれます。
CPA会計学院 | アビタス | TAC | 大原 | |
---|---|---|---|---|
総合評価 | 〇 | 〇 | △ | × |
サポート期間 | 2年 | 5年 | 2年 | 2年半 |
質問対応 | 無制限 | 週3回まで | 無制限 | 無制限 |
自習室 | あり | あり | あり | あり |
転職支援 | あり | あり | あり | なし |
ライセンス取得サポート | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
USCPAのおすすめ予備校ランキング
これらの内容を踏まえて、総合的におすすめの予備校ランキングを紹介します。
資料請求やオンライン説明会への参加は無料なので、気になる予備校の資料をすべて集めたあと比較検討することをおすすめします。
第1位:CPA会計学院
第1位はCPA会計学院です。好条件なうえ、価格では圧倒的優位です。日本の公認会計士試験ではかなり実績のある(合格者数No.1、2025年2月時点)CPA会計学院ですが、USCPAの合格実績が少ないことを気にしないなら最もおすすめ。
実績が豊富なだけあって、受験や転職のサポート体制が充実しているのも高評価!

第2位:アビタス
第2位はアビタスです。費用総額は他の大手予備校と比較して同水準であるものの、
- 教材が日本語で解説されているため、英語が苦手でも合格を目指せる
- 問題数が絞られているため効率的に学習できる(=挫折する確率も低い)
- USCPAの合格実績No.1
という3点が魅力的であるため、おすすめ第1位です。
合格を目指すなら最適の予備校であり、実際にUSCPAの日本人合格者のうち約2/3はアビタス卒業生という圧倒的実績があります。

まずは説明会に参加したり、資料請求してみたりすることをおすすめします。説明会の後に個別相談も可能です。

第3位:TAC
第3位はTACです。サポート期間が短い点、問題集が英語のみである点は気になるものの、英語が得意な人にとっては、本番の条件(英語で出題)に近い条件での勉強を強制されるためメリットになるかもしれません。
また、TACは全国に校舎があるため、「自習室をフル活用したい!」という人にとっては選択肢に入るかもしれません。